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女子大学生の旅行日記

東南アジア周遊 Prologue ~親を説得するには~

 

大学一年生と二年生の間の春休みに東南アジアを周遊することを決めました。

理由は安さと、他のいろんな国を見る前になんとなくアジアを見ておくことが大事だと思ったから。

 

あとは大学の友達にアジアを周遊したことがある子がいてそのこに影響を受けたから。

 

 

よく友達に、アジアを周遊した話をすると

「私の親は許してくれないや」 と、諦めてしまっている人を見ますが、

もちろん私の親も最初からすんなり許可がでたわけではなく、お母さんからの許可をもらうにはとーーっても時間がかかったのです。

 

 

しかしそんな親を納得させるために私がやったこととは。

 

①親に話す前に航空券を買う。

  なぜなら、最初から反対されることはすでに目に見えていたし、反対されてしまえばどんどん航空券を買う前に時間が流れ、やる気をなくしてしまうことと、航空券の値段が高くなることが心配だったからです。

 

②行先、日程等綿密に計画をたてる

  親に話して安心してもらうには、なぜ安全なのか、どう旅行するのか。をきちんと説明できるくらいに事前に調べておかないといけません。大丈夫だよ だけの根拠じゃ、もともと不安がっている親には通用しないからです。

 

③親に明るく打ち明けてみる(内心スーパードキドキ)

  親に「あっ、そういえば」くらいのノリで旅行に行く事を伝えます。ここで大事なのは親の機嫌がいい時を狙うことです。

 

④猛烈に反対される

  反対されることはもちろん予想済みでしたが、思った以上にものすごーーーく反対されました。説得するのに3日間くらい費やした。(笑)「なんで今行くんだ」「成人してからでいいじゃないか」「なんでよりによって東南アジアなんだ」「何かあったらどうするんだ」などと散々言われ、最終的にはお母さんは泣いてしまいました。

 

⑤落ち着いて説得する

  ここで大事なのは相手に納得してもらうために冷静に説得することです。一つ一つの親からの質問に対して冷静に答えます。相手はものすごい勢いで反対してくるため、そこにこっちもものすごい勢いで返してはダメです。相手も落ち着いてこっちの話を聞いてくれるように、淡々と答えます。「学生だからこそ許される長い時間は今しかないこと」「ほかの国は心配なくて東南アジアのみ不安なのはおかしいのではないか」という話。「東南アジアでの旅行者の具体的な事故、事件内容とそれについての対策方法」などです。

 

⑥お互い譲れないとこを譲り合い納得できる形を探す

  親からきているものは子供に何かあったらどうしよう。という得たいのない不安です。その不安は親ならではだし、きっと子供が何か新しいことを始めるときには一生つきまとうものでしょう。その親の漠然とした不安を「なぜ」不安なのかを話し合い、一緒に妥協点を見つけます。

「連絡がとれない」→携帯をいつでも向こうで使えるように準備する

「どこにいるかわからない」→ホテルを出るとき、ついたとき、移動するときは必ず連絡する

「事故にあったら」→海外旅行保険に加入する

「盗難にあったら」→お金の保管方法と、クレジットカードの使い方について話し合う

「この国だけは何があってもダメ」→なぜダメなのか。を徹底的に話し合いどうしても無理だったらその国は旅行リストに加えない。

 

一つ一つ親の不安に答えて一緒に解決策を探します。そしてたまにはこちらが折れて譲ることも大切です。

 

⑦説得に成功する

いろいろと話合いをしましたが、「私は海外や旅行が好きだけれども、そこにあまり興味がない親とはまず価値観から違う。海外に行く事がどんなに楽しくて、どんなに勉強になるかはきっとお母さんたちにはなかなかわかってもらえない。心配されるのはもっともだけども、「今」行かなくて成人して社会人になってこんなに旅行できる時間は確保される保証はないのだから、あとで行けばいいなんてそんな保障できないことを言わないで、「今」行かせてください。」

という言葉が一番響いたようでやっと説得することができました。親と私の間でたくさんルールも決めました。

 

 

 

こんな感じで実は私も親を説得するのには大分時間がかかったのです。口頭で伝えるのではなく、親の不安な点を解決するために紙とペンも使いあの手この手で説得しました。

 

 

私の親は絶対に賛成してくれない。と思う人もいるでしょう。

しかし、少しでも海外に行きたいと思ったのなら、それは危険が伴うことももちろんありますが、あなたの価値観を広げるチャンスです。成長できるチャンスです。

親に本気でぶつかって説得する前に、なにもせずに諦めるのはもったいない。

少しでも外に興味があるのならば、少しでもいいから日本の外に出る事をお勧めします。

 

これは私の持論ですが、親であれば子供が本当にやりたいことは応援してくれる。と思っています。だから、あなたの本気度が伝われば、紙とペンを用意し淡々と熱く説得すれば。最終的には送り出してくれる親の方が世間一般的には多いのではないだろうか。と思うのです。

 

いろんなことに挑戦するには子供である以上やはり親の許可が必要ですが、お互い納得し、やはり最終的には親に応援される形で新しいことを始めたいものです。